環境基本方針
私達は、美しい地球を守ることの重要性を深く認識し、「地球環境の保全」、「生物多様性」、「気候変動の緩和」、「持続可能な資源の利用」に配慮した企業活動を推進し、社会的責任を果たしていきます。
朝日サーキュラー(朝日印刷が考えるサーキュラーエコノミー)
朝日印刷は、包装というサーキュラーエコノミーの一部を担っています。CO2削減、リサイクルの推進、認証紙の使用や石化由来の原料の非使用など、新しいエコロジー包装の開発に努めています。

- RPFとはRefuse derived paper and plastics densified Fuel の略称であり、主に産業系廃棄物のうち、マテリアルリサイクルが困難な古紙及び廃プラスチック類を主原料とした高品位の固形燃料です。RPFは、石炭やコークス等、化石燃料の代替として、大手製紙会社、鉄鋼会社、石灰会社など多くの産業で利用されています。(一般社団法人日本RPF工業会HPより)
環境マネジメント
朝日印刷では、2002年よりISO14001の認証を取得し、環境マネジメントシステム(EMS)を構築することで、環境保全の取り組みを推進しています。環境委員会を組織し、環境に係る活動や情報を生産本部全拠点に展開しています。

生産本部
医薬品・化粧品などの包装材料及び添付文書の設計・開発及び製造
医薬品・化粧品容器などへのラベルの設計・開発及び製造
環境配慮型の資材運用・提案
森林認証紙
森林認証制度について
森林は、紙の原料として私たちの生活に欠かせない存在である一方、生物多様性の観点からも適切な管理が求められます。そのため、森林の適切な管理と、その森林に由来する製品を認証する「森林認証」という制度があります。
世界にはさまざまな森林認証制度がありますが、日本では、主に以下のような異なる制度が普及しています。
FSC®(Forest Stewardship Council®、森林管理協議会)
PEFC(Programme for the Endorsement of
Forest Certification Schemes、森林認証制度相互承認プログラム)
持続可能な森林管理
森林減少の原因はさまざまです。プランテーションといった農地等への土地利用の転換、自然回復力に配慮しない非伝統的な焼畑農業、燃料用木材の過剰な採取、森林火災のほか、違法伐採等によって持続可能な森林経営がなされていないことも大きな原因となっています。
そのため、地球環境に配慮した持続可能な森林資源の調達が必要になります。
森林認証紙と環境保全
森林認証は、環境保全の点から見ても適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を理念としており、責任ある森林管理から生産される木材とその製品を識別し、それを消費者に届けることで、責任ある森林管理を消費者が支える仕組みを作っています。そのため、森林認証紙を採用していただく、消費者に購入していただくことで、適切な森林管理を行っている組織を支援し、地球環境に配慮した活動に参加することに繫がります。
森林認証制度の仕組み
森林認証紙の銘柄は、最近多く販売されるようになっています。しかし、森林認証製品として認められるには、CoC認証を取得した印刷会社で製造された製品である必要があります。

朝日印刷の森林認証

朝日印刷では、2009年にFSCのCoC認証(SGSHK-COC-006077)、2012年にPEFCのCoC認証(SGSJP-PCOC-1561)を取得しており、お客様の多様なニーズに応えられるようにしています。
その他の環境配慮型提案
朝日印刷は、環境に配慮した様々な包装を開発・提供しています。
石油由来原材料の使用抑制や再生しやすい包装設計につとめ、持続可能な社会の実現を目指します。
省エネルギー活動・再生可能エネルギー導入の取り組み

朝日印刷では、最もエネルギーを使用する生産本部を中心に、あさひ省エネルギー委員会・省エネルギーチームを組織して、省エネルギーや省CO2に関わる課題への取り組みを実施しています。また、再生可能エネルギー導入も推進しています。
従業員へのCSR・SDGs教育の実施

当社は役員および管理監督者、従業員に対してSDGs勉強会を実施しています。なぜ、SDGsが必要なのか、当社としてどのような取り組みができるかなど、自分たちの役割から考えてもらうきっかけとなっています。また、フレッシュな観点から当社がどのような社会的役割を担っているのかを考えてもらうため、新入社員にはCSR研修を実施しています。今後も積極的に教育を実施し、全従業員でSDGsに取り組んでまいります。
グリーンボンド
朝日印刷では、環境課題解決に貢献する事業の資金調達手段として、当社としては初めてとなるグリーンボンドを2022年2月に発行しました。
本グリーンボンドにて調達された資金は、2022年7月末までに京都クリエイティブパーク西棟建設に要した借入金の返済に充当いたしました。