サステナビリティ

トップメッセージ

時代のニーズに応え、期待以上の「環境貢献」と「感動」を提供する企業へ

代表取締役社長
朝日 重紀

現在、世界を取り巻く情勢は目まぐるしく変化しております。ロシア・ウクライナ情勢やイスラエルのガザ侵攻など海外情勢は依然として予断ならない状況です。

環境面においては、気象庁発表の日本の平均気温及び平均海面水温が、昨年に引き続き統計開始以来の最高記録を更新しました。また、WMO(世界気象機関)の発表でも、2024年の世界の平均気温が昨年に引き続き観測史上最も高い記録であったと報じられました。
さらに、アメリカのトランプ政権のパリ協定離脱などもあり、世界の環境動向を注視していく必要があります。

当社の事業の中心である医薬品業界や化粧品業界からも、温暖化の原因となるCO2排出量の削減への取り組みが製品以外の付加価値として評価される場面が以前にも増して高まっております。

このような環境の中、当社ではCO2削減活動の一環として2023年より富山地区の生産拠点敷地内に太陽光発電設備を導入し、当社の事業活動における環境への負荷低減に貢献してまいりました。また、GHG排出量の算定、海外外部評価機関への環境情報開示など当社としてできることを確認しながら推進しております。

また多様化する環境ニーズにも対応し、当社では竹とバガスなどの非木材を主原料に用いた立体成形品のパルプモード、プラスチックフィルムを用いない紙製の袋包材、石油由来原材料の使用量を削減したバイオマス素材クリアカートンやPET蒸着パッケージなど、環境に配慮した新製品の提案も継続しております。また、森林認証紙の使用やごみの減量化につながる簡易廃棄パッケージ、希少でデリケートな医薬品の保護には、我々の得意とするパッケージの構造提案により、緩衝材無しでも衝撃に耐えうるよう瓶が宙に浮く構造の製品などの提供も行っております。
今後も技術と工夫でニーズに応え、期待以上の「環境貢献」と「感動」を提供する企業でありたいと考えております。

引き続き、様々な変革にチャレンジすることで難局を乗り越えるとともに「不易流行」の精神にて、お客様本位を基本とし企業の永続成長と従業員の幸福とが一致する経営を目指します。

「包むこころを大切にし、安心・安全と美を追求した商品・サービスを提供する」というミッションのもと、朝日印刷はこれからも社会に貢献し、新しい時代に即した価値を創出してまいります。長い歴史で培ってきた知見と信頼を礎に、さらなる発展を目指し、変化を先取りしながら歩みを続けていく所存です。

今後とも皆様の変わらぬご支援とご指導をよろしくお願いします。

朝日印刷をもっと知る